モノカウ玉造店にて大阪市内のお客様からエルメスのクロコのバーキン30をお買取りしました。
素材はニロティカスマットで、定番人気の黒ボディにシルバー金具の素敵なお品です☆
使用感もほとんどなくかなり状態も良かったです。
大阪梅田の大手買取店との相見積もりでしたが、当店の方が15万円以上高いお値段でお買取りさせて頂きました!
お客様もご納得の価格でお買取りさせて頂くことができ、お喜び頂けたことを嬉しく思います。
またリピートして頂けるとのことで、またのご来店を楽しみにお待ちしております☆
バーキンは単価が高いこともあり相場の変動が激しい商品でもあります。
びっくりされることも多いのですが、高い時とそうでない時で数十万円の差額があります。
そんなバーキンは、素材・カラー・サイズなどによって数十万円の差が出ます。
最近のバーキンの売れ筋として買取相場が高いのは、
といったところでしょうか。
少し前ですとシルバー金具よりゴールド金具の方が相場が高騰しているなどの傾向がありましたが、今はその流れも落ち着いてきています。
トゴやトリヨンクレマンス、エプソンといった通常の素材のバーキンの相場は中国人の爆買いが流行した時と比べると少し相場は下落傾向にあります。
それでも新品未使用品ですとカラーやサイズによっては定価と同等かそれ以上の価格でお買取できるという高相場を維持しております。
エルメスのクロコは数種類あります。
また、それぞれの素材によって商品本体にその素材かを示す刻印が打たれています。
素材の特徴の判断が難しくても、その刻印を見ればその商品が何の素材で作られているかを知ることができます。
シンガポールなどの東南アジアやオーストラリア原産のクロコダイルレザーをベースに、光沢のある「リセ仕上げ」を施した素材。
クロコの中でも特に人気が高い。
ポロサスをウールフェルトで研磨することで、光沢のないマットな質感に仕上げた素材。
ジンバブエなどのアフリカ・ナイル革流域原産のクロコダイルレザーをベースに、光沢のある「リセ仕上げ」を施したもの。
ポロサス同様、人気が高い素材。
ニロティカスをウールフェルトで研磨することで、光沢のないマットな質感に仕上げた素材。
ミシシッピワニとも呼ばれるアメリカのミシシッピ川流域原産のクロコダイルレザーをベースに、光沢のある「リセ仕上げ」を施したもの。
バーキンだけでなく財布などにもよく採用される素材。
アリゲーターをウールフェルトで研磨することで、光沢のないマットな質感に仕上げた素材。
東南アジア原産のトカゲのレザー。経年劣化により目の縁部分が反り返ったりしてくるため、綺麗に保管するのが難しい素材でもある。
バーキンだけでなく財布などにもよく採用される素材。
2007年秋冬コレクションで登場したトカゲのレザー素材。できる限り手を加えずに加工された希少価値の高い素材。
南アフリカやオーストラリア原産のダチョウのレザー素材。羽毛を抜いた跡の「クイルマーク」と呼ばれる斑点が特徴。
バッグから小物まで幅広い素材で展開されている。
オーストリッチと比べるとさらに細かい斑点が特徴のエミューのレザー素材。
エルメスのバーキンはバッグの中で最も高値がつく商品として知られていますが、鑑定士としては査定額を決めるのが難しい商品でもあります。
ちょっとした差で査定額に大きな差が生じるのですが、その査定のポイントをご紹介します。
他のブランドですと、「レザー」か「キャンバス」かといった素材の違いはあるものの、「レザー」製品の中に何種類も定義があるのはエルメスぐらいです。
バーキンの場合は「トゴ」、「トリヨンクレマンス」、「ヴォーエプソン」といった素材をよく見かけます。
古いものですと「アルデンヌ」や「クシュベル」が多いですね。
このように、同じカーフレザー(牛革)の中でもどれぐらい成熟した牛の革を使っているか、どのような加工を施すかによって細かく名称が分類されています。
また、先ほどご紹介させていただいたようにクロコ素材の中でも「ポロサス」「ニロティカス」「アリゲーター」など生息地域が異なるクロコダイルの素材を使い分けていたり、「リザード」や「オーストリッチ」といったエキゾチックレザーも採用されています。
見極めは難しいですが、人気の素材かどうかによって査定額は数万円から数十万円変わってきます。
特にクロコの商品は個体数が減り流通量の少なさから相場が高騰しているため、高価買取が可能です。
素材同様、エルメスのカラーはかなり細かく分類されています。
毎年のように新色が発表されており、新色は正規店に足を運んでもほとんど手に入らないため(店頭に商品が並んでおらず、限られた人にしか販売されていない)、定価を超えた価格で買取できる場合も少なくありません。
また、カラーによって汚れの目立ち方が違ったり、コーディネートがしやすい無難なカラーが人気だったりと、カラーによって査定額にも差がでます。
定番人気の「ブラック」や、ここ数年ずっと人気が高い「エトゥープ」などのグレー系のカラーは人気です。
「ローズサクラ」など女性らしい可愛らしいお色も高値がつきやすいですね。
ビビットカラーが流行ったり、逆に淡いパステルカラーが流行ったりと、その時々のトレンドにも左右されますので、相場状況によって変動しやすいポイントとも言えます。
また、ボディの素材だけでなく、金具の色が「ゴールド」か「シルバー」かによっても差が出ます。
日本国内ではシルバー金具が人気だったのですが、中国や香港などではゴールド金具が圧倒的人気だったため、海外バイヤーはゴールド金具を好みました。
そのためシルバー金具の相場をゴールド金具が超えてくることもありましたが、現時点ではそこまでの差は感じないといった印象です。
このあたりも売るタイミングによっては金額に大きな差が生じる可能性が高いです。
エルメスのレザー製品には商品が製造された年代を示す刻印が施されています。
当然、バーキンにも年代刻印が入っています。
古いものに希少価値があるといったことはなく、ほとんどの場合年代が新しいものの方が高値が付きやすいです。
バブル期であればより大きく、より定価の高い大きいサイズが人気だったでしょう。
ですが、今は小さいサイズの方が人気が高いです。
バーキンは基本的に「バーキン25」「バーキン30」「バーキン35」「バーキン40」の横幅のcmを基準としたサイズ展開があります。(タイニーバーキンという特別小さいサイズも存在します。)
今は25か30が人気です。
同じ素材、同じカラー、同じ状態であれば、35や40サイズよりも高値での買取が可能です。
日本人の体のサイズ的には25や30ぐらいの方が合いそうですしね。
このあたりは好みもあると思いますが、現在の中古市場ではブランド品全般が小さめサイズが高値傾向にあります。
言うまでもなく中古品の場合は状態によって金額が大きく左右されます。
レザー製品なので、色が褪せたり多少の傷であればリカラーなどで修復できるのですが、角擦れが激しく破れていたり、持ち手がボロボロ、金具部分が傷だらけなどの修復できないダメージがあると査定額は大きく下がります。
また、型崩れもマイナスポイントとなりますので、保管時は中に詰め物などをして型崩れしないように保管されることをおすすめします。
中古のバーキンの場合そこまで付属品の影響はないのですが、「新品」のバーキンをお売りになる場合は付属品の有無が非常に重要です。
具体的には今年製造されたもので、「カデナ(錠前」「鍵」「クロシェット(鍵を収納するレザーストラップ)」「レインカバー」「箱」「エルメスジャポン株式会社と書かれたタグ」「金具部分の保護シール」が揃っていないと、「新品」扱いにはなりません。
付属品も無くさず保管しておきましょう。
逆にカデナと鍵やクロシェットだけでもお売り頂くことができるので、手元にバーキンの付属品しかない方もお気軽にお問い合わせください☆
いかがでしたか?
世界中の人々を魅了し続けるエルメスには他のブランドには見られない特性があります。
商品の単価が高いということこともありますが、時代の流行などによって素材や特徴一つで大きく市場価値が変わります。
もしエルメスのバーキンやケリーといった高級バッグの売却をご検討の方は当店の実績豊富な鑑定士にご相談ください☆
国内最大級の買取比較サイトにて口コミ評価4.6以上頂いており、全国的に比較しても買取サービスの質の高さには自信があります!
買取額は査定時の相場に基づきます。また、付属品の有無や素材、カラー、サイズなどによって前後します。