ブランド買取専門店【モノカウ】の宅配買取にて、名張のお客様からチュードル(チューダー)の腕時計【オイスタープリンセス】をお買取りさせて頂きました。
このチュードルと一緒に、カルティエの腕時計も送って頂きました。ありがとうございます。
今回のお品物は、小傷や文字盤の焼けなど使用感と経年劣化が全面的にありました。
それもそのはず、シリアルナンバーから1962年ごろに製造されたお品物だと分かりました。
50年以上も前の品物とは驚きです。
しかし、ちゃんと動いています!
そして、50年以上も前のお品物ですがチュードルだから今回の査定額が出たのです。
チュードルについて、語る時にかかせないのがロレックスとの関係性です。
一般的な認識ではチュードルは、「ロレックスの廉価版」と言われていることが多いようですね。
しかし、そんな簡単な言葉では説明出来ません。
むしろ、チュードルがあったからこそロレックスがこれだけ世界的なブランドになったと言っても過言ではないでしょう。
現代では、おそらく世界で最も知名度の高い腕時計ブランドであろうロレックスですが、実はその人気はチュードルでの成功があったからと言われています。
チュードルは1930年代に、ロレックスの後に誕生しました。
当時ロレックス本社があったイギリスでの市場拡大を目的に、「一般庶民」向けに作られたブランドがチュードルでした。
ロレックスという名前は造語ですが、チュードルはイギリス王家のひとつである「チューダー家」にちなんで名付けられました。
イギリス国民に馴染みのある名前にすることで、イギリスの庶民に親しまれるブランドとして定着させることが狙いだったそうです。
世界最高水準の製造技術を誇りながらも、製造コストが高く認知度が低かったロレックスに対して、ほとんど同じパーツを使用しているのに低価格なチュードルは一般庶民を中心にどんどん知名度を伸ばしていきました。
そしてチュードルが世間に認められたことでロレックスの認知度は急激に高まり、ロレックスは現在の世界的に有名なブランドとして認められるようになりました。
実は当時のチュードルには、文字盤やリューズ、裏蓋といった大半パーツがロレックスのパーツをそのまま使用されていたそうです。
でも価格はチュードルのほうがかなりお買い得だったそうです。
特に世界初の腕時計用防水ケースである「オイスターケース」がチュードルにも採用されていたのは大きな魅力の一つですね。
パーツのほとんどをロレックス製で作られているチュードルですが、何故低価格で販売することが出来たのでしょうか?
その秘密はムーブメントの違いにあります。
それは、チュードルとロレックスではムーブメント=内部の機械が違うということです。
ロレックスのムーブメントは全て自社製を使っていますが、チュードルのムーブメントは他社製であるETA社製の汎用ムーブメントを使用しています。
ETA社のムーブメントはオメガやパネライ、タグホイヤーといった一流メーカーで使用されているムーブメントであり、ロレックスの自社開発ムーブメントと比べても遜色のない性能のムーブメントです。
ポイントは、チュードルのムーブメントにはETA社の最高級ムーブメントではなく、「汎用ムーブメント」を使って製造コストを下げているところです。
汎用ムーブメントとはいっても、精度自体は一定品質以上を保っており、使用には全く問題はありませんのでご安心下さい。
モノカウではロレックスは大得意なブランドですが、チュードルももちろん頑張らせて頂きます!
チュードルの人気モデル
は当然ながら、上記以外のモデルでも限界いっぱいまで頑張ります!
是非チュードルのお見積もりはモノカウへお持ち下さいませ。
買取額は査定時の相場に基づきます。また、付属品の有無や素材、カラー、サイズなどによって前後します。