4CとはCarat(カラット)Color(カラー)Clarity(クラリティ)Cut(カット)の頭文字である4つの「C」からなるダイヤモンドの価値を評価する用語です。
「カラット」とはダイヤの「重量」を表す単位で、1ct(カラット)=0.2g(グラム)です。
サイズではないので同じカラットでも直径が違う事もあります。
カラットによって価格が大きく変動しますので4Cの中でも特に重要です。
ct (カラット) | mm (直径) | |
2 | 8.2 | ![]() |
1.75 | 7.8 | ![]() |
1.50 | 7.4 | ![]() |
1.25 | 7.0 | ![]() |
1 | 6.5 | ![]() |
0.875 | 6.2 | ![]() |
0.75 | 5.9 | ![]() |
0.625 | 5.55 | ![]() |
0.50 | 5.15 | ![]() |
0.375 | 4.68 | ![]() |
0.25 | 4.1 | ![]() |
0.125 | 3.25 | ![]() |
0.06 | 2.58 | ![]() |
ダイヤモンドの色味を表します。
色味は基準石となる「マスターストーン」を用いて評価され、無色透明であればあるほどDカラーに近づきます。
また、無色透明以外にもブラウン、ピンク、ブルー、ブラック等の特殊な色のダイヤモンドもあります。
無色 | D | ![]() |
E | ![]() | |
F | ![]() | |
ほぼ | G | ![]() |
H | ![]() | |
I | ![]() | |
J | ![]() | |
かすかな | K | ![]() |
L | ![]() | |
M | ![]() | |
明るい | N ・ ・ ・ Z | ![]() |
非常に | ![]() |
ダイヤモンドに含まれる内包物の割合や表面のキズ等の評価を表します。
天然のダイヤには微細な内包物やキズが存在する為、鑑定機関ではダイヤを10倍率のルーペ/顕微鏡で査定し評価をつけます。
FL | ![]() | 10倍拡大で包有物が発見できない |
---|---|---|
IF | ||
VVS1 | ![]() | 10倍拡大で発見が困難な包有物 |
VVS2 | ||
VS1 | ![]() | 10倍拡大でやや発見が困難な包有物 |
VS2 | ||
SI1 | ![]() | 10倍拡大で発見が容易な包有物 |
SI2 | ||
I1 | ![]() | 肉眼で容易に発見できる包有物 |
I2 | ||
I3 |
ダイヤを輝かせる上で最も大切な要素です。カットが優れているほど、強く美しい輝きを放ちます。
カット評価の対象となるのは、ラウンドブリリアントカット(58面体)のダイヤモンドと決まっています。
ダイヤモンドは紫外線などの特殊な光源を当てた場合、蛍光を発するものがあります。
蛍光性はランクの評価はなく、4Cの品質にも影響を及ぼしません。
しかし、蛍光性のかなり強いもの(VeryStrong)の一部は「Oily」と呼ばれ、ダイヤの輝きが弱く濁って見えるためクラリティの評価に反映される場合もあります。
買取においては、蛍光性が強いものほど評価が低くなります。
None
(ない)
Faint
(弱い)
Medium
(やや強い)
Strong
(強い)
Very Strong
(非常に強い)
いかがでしたか?
世の人々を魅了し続ける宝石、その中で最も価値が高いと評価されるダイヤモンドですが、ダイヤモンドの中でもさらに4Cによって評価が大きく異なります。
同じカラット(大きさ・重さ)のものでもクラリティやカラーが違えば数十万円から数百万円も価値が変わります。
ぜひご自身のダイヤモンド選びの際に参考にして頂ければと思います。